性病といえば昔は風俗で感染するイメージでしたが近年は一般人でも当たり前のように感染しています。そして10代や20代で感染している人が大半です。なぜこんな流れになったのか研究していきます。

血友病性関節症患者が性行為で性病感染者と間違われた事件

薬害エイズ事件というのをご存知でしょうか。
血友病患者の治療に使用していた血液製剤に混入していたHIVウィルスによって性病であるHIVに感染してしまった事件です。
社会問題にも発展するなど、当時は大きく報道されました。
そもそも血友病とは、本来は出血した場合に血管が縮みそこに血小板が付着することで血液の凝固反応が起こることで止血されるのですが、この血小板の凝固因子が先天的が欠乏していることにあります。
そのため、一度出血すると止まりにくいなどの症状が出ます。
また、血友病には関節内の出血が繰り返されやすいという特徴があるため血友病性関節症も併発することもあります。
血友病性関節症は、特に幼児期や学童時にみられます、また血友病性関節症で最も多いのは足、膝、股関節です。
こういった、血友病患者を治療する際に使用していた血液製剤に問題があったのです。
当時、ウィルスを不活性化させる加熱製剤が認可されていたにもかかわらず、非加熱製剤を回収することなく患者に投与してしまったのです。
これにより、HIVウィルスが混入したまま患者に投与してHIV感染させてしまうという悲劇が起こりました。
また、知らずに投与を受けた患者は性病としてHIVに感染したのだといわれなき偏見を受けるなど、非常に苦しい状況にありました。
HIV感染は性病でしか感染しないという世間の目がさらに被害者を苦しめていたでしょう。
もはや、言い訳ではすまされないといえます。
さらに、製造会社や厚生省が事実を隠蔽していたことが明らかとなり、なおさら言い訳のきく状況ではなくなったため、社会的にも大きく報道され責任を全面的に認める和解が成立しました。
このような言い訳のきかない事件をもう二度と起こしてはならないでしょう。